E-7ビザの年収基準と最低賃金要件 — 職種別の実際の算定方法
E-7ビザの年収は、職種ごとに紐づく韓国の1人当たりGNI(国民総所得)の一定割合を満たさなければ発給手続きが進みません。 対象者は外国人専門人材として採用される約85の指定職種の従事者で、会社規模や職種等級によって適用される年収が分かれます。 職種別の最低年収の算定方法、立証書類、審査でよく引っかかるポイントを整理してお伝えします。
E-7ビザ年収基準の出発点
GNI連動の仕組み
E-7は単に「最低賃金さえ超えればよい」というビザではありません。 法務部出入国・外国人政策本部は、毎年韓国銀行が発表する1人当たりGNIをもとに、職種別の最低年収を告示しています。 実務では、その年度のGNI数値が確定されると、その割合(例:80%または100%)を適用して下限ラインを設定します。 むしろ最低賃金法上の時給換算よりも、GNI基準の年収のほうが高く設定されるケースが多いです。
最低賃金法との関係
労働契約そのものは雇用労働部が告示する最低賃金に従います。 通常、外国人労働者の契約書に時給/月給として記載されるのはこちらの基準です。 実際の審査では、両方の基準のうちより高い金額を満たさなければE-7の発給は認められません。 この部分が弱いと、契約書が合法であってもビザ審査で即座に引っかかります。
職種別の最低賃金適用方式
一般専門職と熟練技能人材の違い
E-7は大きく専門人材(E-7-1)、準専門人材(E-7-2)、一般技能人材(E-7-3)、熟練技能人材(E-7-4)に分かれます。 各カテゴリごとにGNI基準の適用比率が異なります。
| 区分 | 職種の性格 | GNI適用基準 | 備考 |
|---|---|---|---|
| E-7-1 | 一般専門人材 | 前年度1人当たりGNIの80%以上 | 学歴・経歴要件は別途 |
| E-7-2 | 準専門人材 | 前年度1人当たりGNIの80%以上 | 職種別の加減を適用 |
| E-7-3 | 一般技能人材 | 最低賃金以上 | 導入クォータ適用 |
| E-7-4 | 熟練技能人材 | ポイント制+最低賃金以上 | 滞在期間条件あり |
職種別の正確な適用比率は毎年変動するため、ご自身の職種コードに該当する基準は申請直前の時点で改めて確認する必要があります。
先端・高所得職種の例外
産業通商資源部告示の先端技術分野の従事者は、一般的なE-7より緩和された基準が適用されます。 まさにこの部分で職種コードが誤って付与されると、審査でこじれてしまいます。 実際の審査では、会社が申請した職種コードと実際の業務内容が異なる場合に最も頻繁に引っかかります。
注意: 先端技術分野の職種分類は毎年改定されます。今年ご自身の職務がどのカテゴリに入るのか、正確な適用可否はご相談を通じてご確認ください。
GNI基準と連動した最低年収の算定
算定式の実態
GNI基準の年収は「前年度1人当たりGNI×職種別比率」で設定されます。 韓国銀行経済統計システムで発表されるGNIの確定値が基準となります。 実務では、この数値が確定する前に申請された案件には従来の基準がそのまま適用されますが、年度をまたいだ申請案件には新しいGNIが反映されます。
年収の算入項目と除外項目
年収に含まれる項目と除外される項目が分かれます。
- 算入:基本給、定期賞与、職務手当
- 除外:変動性インセンティブ、食費の一部、車両維持費、出張費
- 曖昧:成果給(支給パターンによって異なる)
表面上は年収が高く見えても、算入可能な金額だけを計算すると基準未達になるケースがよくあります。 通常はこの段階で契約書を作り直さなければならない事態が発生します。
年収算定で実際に引っかかる部分
契約書と実際の支給額の不一致
審査官は契約書の年収だけを見ているわけではありません。 会社の四大保険申告内訳、源泉徴収資料、通帳の入金履歴が併せて検討されます。 この三つが食い違うと、年収そのものが疑われます。 書類が多くても、この流れの説明が弱いとすぐにこじれます。
会社の売上に対して過大な年収
新設法人が外国人1名に会社売上の半分以上を年収として設定した場合、形式要件は満たしていても審査で引っかかります。 実際の審査では、会社の財務諸表と外国人従業員の年収比率を併せて確認します。 この説明が不十分だと、却下につながります。
実務のヒント: 売上規模が小さい会社ほど、年収の出所と支給能力の立証がより厳格に求められます。
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会社規模別の立証書類の違い
大企業・中堅企業
上場企業や一定規模以上の法人は、財務諸表と事業者登録証で支給能力の立証が比較的シンプルです。 年収基準さえ満たしていれば、大きな問題なく通過するケースが一般的です。
中小企業・スタートアップ
中小企業とスタートアップは、追加の立証が求められます。
| 書類 | 内容 | 確認ポイント |
|---|---|---|
| 付加税課税標準証明 | 直近1〜2年分の売上 | 年収の支給能力 |
| 四大保険加入者名簿 | 韓国人の採用比率 | 外国人クォータ |
| 法人登記簿謄本 | 資本金・役員構成 | 会社の安定性 |
| オフィス賃貸借契約書 | 事業所の実在性 | ペーパーカンパニーの疑い遮断 |
| 外国人採用理由書 | なぜ韓国人ではないのか | 職務の特殊性 |
まず確認すべきは、会社が外国人1名を正常に雇用するに足る売上と人員構造を備えているかどうかです。 この部分が弱ければ、年収をいくら高く設定しても審査で疑念を持たれます。
外国人雇用比率の義務
ハイコリアの案内によると、E-7外国人の雇用は韓国人雇用人数に対する一定比率を超えることはできません。 この比率に違反すると、年収を満たしていても発給が止まります。 会社別の適用比率は職種や会社形態によって異なるため、ご自身の会社に適用される正確な比率は管轄の出入国で直接確認する必要があります。
最近変更された審査ポイント
ポイント制の強化
E-7-4の熟練技能人材はポイント制で運用されており、年収だけでなく韓国語能力、国内滞在期間、職務経歴も併せて点数化されます。 年収のポイント比重が最近調整されました。 まさにこのポイント表の変動が毎年発生するため、今年のご自身のポイント算定結果はご相談を通じて正確にご確認ください。
賃金未払い・税金滞納の履歴
会社側に賃金未払いの履歴や税金滞納が確認されると、外国人採用申請そのものが制限される可能性があります。 国税庁ホームタックスで発行された税金納付証明が立証書類として提出されます。 実務では、会社が一度だけ滞納して整理した履歴があるだけでも、審査が厳しくなるケースがあります。
外国人従業員の平均年収との比較
同じ会社にすでにE-7で勤務している外国人がいる場合、新たに採用する従業員との年収差が合理的かどうかも検討されます。 同じ職位なのに新規採用者だけ年収が低いと、形式要件は満たしていても疑念を招きやすくなります。 ここで差が出ます。
E-7年収算定でよく陥る落とし穴
為替レート適用時点
海外から送金される形態の年収は、為替レートの適用時点で基準ラインを超えていたものが下回ってしまうケースがあります。 労働契約書上で韓国ウォン基準を明記するのが安全な方向性です。
試用期間の適用
試用期間中の賃金減額条項がある場合、試用期間中の年収も基準ラインを超えていなければなりません。 「試用期間80%」が一般的な慣行ですが、この80%がGNI基準ラインを超えるかどうかを別途計算する必要があります。 通常はこの部分で申請者が最も多く見落とします。
時間制・パートタイムの換算
E-7は原則としてフルタイム正規職向けのビザです。 週40時間未満の勤務形態で開始すると、年収が自動換算されて基準未達になりやすくなります。 契約形態からまず点検する必要があります。
費用は事例ごとに異なるため、無料相談時に正確にご案内いたします。
よくある質問(FAQ)
Q1. E-7の年収基準は毎年変わりますか?
はい、韓国銀行が発表する前年度の1人当たりGNI確定値をもとに毎年更新されます。 申請時点での最新基準はハイコリアで確認するか、行政士相談を通じてご確認ください。
Q2. 最低賃金さえ超えればE-7は可能ですか?
いいえ。 最低賃金は労働契約自体の合法要件であり、E-7ビザはGNI連動基準を別途見ます。 職種別にGNIの80%以上、またはそれ以上が適用されます。
Q3. 成果給やインセンティブを年収に含めることはできますか?
支給パターンが定期的で、契約書に明示されていれば算入できる可能性があります。 変動性の大きいインセンティブや一回限りのボーナスは、算入が認められにくいです。 ご自身の会社の給与体系に合った算入可否は別途検討が必要です。
Q4. 年収が基準ラインをわずかに下回ると無条件に却下ですか?
職種によって異なります。 先端技術・高所得優遇職種は緩和された基準が適用される可能性があり、ポイント制職種は他の項目で補完できる可能性があります。 ご自身の職種コードとポイント算定結果の確認が先です。
Q5. 会社の売上が小さくても、外国人1名の年収を基準に合わせれば大丈夫ですか?
形式要件を満たしていても、審査では疑念を持たれます。 会社売上に対して外国人1名へ支給される年収が非現実的な場合、支給能力の立証資料を追加で求められます。 新設法人ほどこの部分が弱くなります。
Q6. E-7-4のポイント制で年収は何点ですか?
年収区間別にポイントが配点されており、毎年ポイント表が調整されます。 今年のご自身の年収で取得できるポイントと合格ラインまでの距離は、別途計算してみる必要があります。
専門家による相談が必要ですか?
E-7ビザの年収基準は、職種コード、会社規模、GNI変動によって毎年変わります。 契約書をどう作成するか、算入項目をどう設定するかによって、同じ年収でも通過可否が変わります。 実務では、申請前に職種分類と算入可能項目をまず点検します。
ビジョン行政士事務所(VISION Administrative Office)は、E-7ビザの発給・延長・変更の実務を直接取り扱っています。 ご自身の状況に合った正確な年収基準の適用と立証書類は、無料相談を通じてご案内いたします。
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